1. 概要
Windows上でLinux環境を整えるために大きく以下のツールが必要となります。
それらのインストール方法について記載致します。
- WSL2(Windows上でLinuxサーバーを利用できる機能となります。)
- Ubuntu(Linux ディストリビューションであり、代表的なUbuntuを選定しています。)
2. 前提条件
- WSL2:Windows10以降
詳細な条件はWSL 2 の実行に関する要件を確認する を確認してください。 - Ubuntu:Ubuntuを入手する を確認してください。
※詳細は上記のリンクの通りですが、Windows10の64bitであれば概ね問題ないと思われます。
3. インストール前の設定変更
3.1 Windows PowerShellを「管理者として実行する」を押下します。
3.2 Linux 用 Windows サブシステムを有効にするため、以下のコマンドを実行します。dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
3.3 仮想マシンの機能を有効にするため、以下のコマンドを実行します。dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
4. WSL2のインストール
4.1 以下のリンクを押下してインストールツールをダウンロードします。
4.2 ダウンロードフォルダからインストールツールを起動させます。
4.3 以下の画面が表示されるので「Next」を押下します。
4.4 「Finish」を押下します。
4.5 WSL 2 を既定のバージョンとして設定するため、以下のコマンドをWindows PowerShellから実行します。
wsl –set-default-version 2
5. Ubuntuのインストール
5.1 Microsoft Storeから「Ubuntu」で検索を行い、特定のver指定が無ければデフォルトを選択します。
5.2 「ダウンロード」を押下します。
5.3 ダウンロードフォルダからインストールツールを起動させます。
5.4 Ubuntuのプロンプトが自動で立ち上がるので、usernameとpasswordを入力します。
このusernameとpasswordは今後も使うので必ず控えるようにしてください。
5.5 Windows PowerShellから以下コマンドを実行しversionを確認します。
wsl -l -v
VERSIONが2となっていれば正常にインストールできています。
5.6 Windows上から以下のフォルダにアクセスします。
\wsl$\Ubuntu\home
WSL内で作成したユーザーのホームディレクトリ(5-4で指定したusernameのフォルダ)が存在することを確認します。
6. あとがき
今回はWSL2とUbuntuについてインストール方法を記載致しました。
基本的には\wsl$\Ubuntu\home\{$username}
に資材を置くことで普段使用しているWindowsPCからLinux環境に接続し作業することが可能となります。
次回はUbuntuをGUIで扱う方法などを紹介できればと思います。
7. 参考
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