【WSL】Linux環境構築④VSCodeでのLunixコマンドの使用(WSLの連携)

1. 概要

今回はLinux環境構築①~③で設定したLunix環境へのアクセスをVScodeで行います。

2. 前提条件

WSL2とUbuntuのインストールが完了していること
※インストール方法は以下を参照
【WSL】Linux環境構築①WSL2とUbuntuのインストール

Visual Studio Codeのインストールが完了していること
※インストール方法は以下を参照
Visual Studio Codeのインストール

Linuxコマンドについての基礎知識があること(viや保存のやり方など)

3. 作業ディレクトリの指定とコマンド確認

3.1 Visual Studio Codeを起動させます。

3.2 表示された画面から左下の「リモートウィンドウを開きます」を押下します。
押下後に、ポップアップが表示されるので、「WSLへの接続」を押下します。

3.3 表示された画面から「フォルダを開く」を押下します。

3.4 Ubuntuのインストール で設定したusernameディレクトリを指定します。
※任意の作業ディレクトリがあればそれを指定します。

3.5 3.3のディレクトリが表示されていることを確認し、「表示」から「ターミナル」を押下します。

3.6 Lunixコマンドが適用されているか確認します。
ここでは以下のコマンドを実行します。
ll

想定した通りにコマンドの実行できれば問題ありません。


4. 「.bashrc」の設定

bashrc ファイルは、Bashシェルの起動時に実行される設定ファイルです。
VSCodeのターミナルを開いたときに自動実行してくれます。
ここに、自動で実行したい設定を記述することができます。

4.1 .bashrcファイルに設定を書き込むため、以下のコマンドをターミナルから実行します。
vi ~/.bashrc

4.2 .bashrcの中身が表示されます。
今回はシステムのロケールを日本語設定を起動時に自動実行するため、以下のコマンドを語尾に記載します。
source /etc/default/locale

同様の要領で自身が起動時に実施したいコマンドがあれば記載します。

4.3 記載した内容を保存するため、以下のコマンドを実行します。
:wq!

4.4 設定を反映させるために以下のコマンドを実行します。
source ~/.bashrc

上記を記載することで今回の場合だと日本語設定がうまく行きます。
これを設定しなかった場合、4-2のコマンドをターミナル起動の度に実施する必要があります。

5. あとがき

今回はVSCodeのターミナルからWSLへの接続設定について記載しました。

以下は蛇足となります。
例えば下図の状態で”ll”(Lunixコマンド)を実行しても通りません。

理由は赤枠部分にあり、この状態ではWSLに接続されておらずWindows上で実施していることになります。

”ll”はWindows上では認知されないコマンドの為、上図のエラーとなります。
分かれば大したことは無いのですが、初学者はWindowsとLinuxの環境差異を意識することを進めます。
※右下のカーソルが3-2の様にWSL:Ubuntuとなっていれば上記のコマンドが通ります。

6. 参考

投稿者プロフィール

KakazuYoshinari

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