【Java SE8 Silver】合格奮闘記【第1回】

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資格合格に向けたロードマップを作成しよう

◯はじめに

 皆さんはじめまして!isubでフルスタックエンジニアを目指すアプリ開発者の中島と申します。

 今回は新人Javaエンジニアの私が、Java SE8 Silver(以下、Java Silver)という資格を合格するまでを過程を連載形式で紹介していこうと思います。

 ちなみに私はこの記事をアップした2020年9月23日現在、絶賛Java Silverを学習中です!なので本来偉そうなことは言えない立場なのですが、、、めげずに年内での合格を目指して学習に取り組む様子をお伝えしていこうと思います(・∀・)

 第1回目は資格合格に向けてのロードマップを作成し、効率良く学習を進められるようにまとめました!

◯筆者のプログラミング歴

・プログラミング学習歴:4ヶ月(html,css,Ruby,Java)

→プログラミングスクールで3ヶ月学習しました。その後isubの入社研修で1ヶ月間、Javaを使用して掲示板アプリを作成しました。

・Javaの経験:isubでの1ヶ月(研修)

→研修外で「スッキリわかるJava入門 第3版」を一通り読みました。

なので、駆け出しプログラマーくらいのレベルです(^_^;)

◯Java Silverとは

 Java Silverとは、オラクル公認のJavaの技術レベル認定資格です。現在Javaの権利を持っているオラクルの資格であるため、信頼度は極めて高いと思われます。

 OracleのJavaSE8認定資格公式ページより、試験の概要を抜粋します。

Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 認定資格は、Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。

出展:Java SE 8 認定資格について

 記載してある通り、Java SilverはJavaアプリケーション開発に必要な基本的知識を問われる試験になります。

 この資格を取得した段階ではバリバリJavaのコードが書けるというよりも、Javaの言語仕様をある程度理解したというレベルになります。具体的にはGOLD保持者レベルの中上級者の指導のもと、コーディングができるレベルです。

◯試験の概要

・試験形式

 Java Silverは全150分・77問の選択形式の試験です。合格するためには65%以上の点数をとる必要があります。

・受験料

 受験料は¥29,260(税込)が必要です。結構高いですね。。。

入念に準備をして、一発で合格を目指すのがよさそうですね(・_・;)

・合格までの目安時間

 Javaプログラミングに触れたことのある人なら、早い人で1ヶ月弱、遅くとも2, 3ヶ月の勉強で合格ラインに到達することができると言われています。

 プログラミング完全初心者の場合、Progateドットインストール等のプログラミング学習サイトでhtmlやcssの学習に取り組み、プログラミングの適正を実感してからJavaやRubyなどのプログラミング言語に触れてみて、Webサービスを作るまでの仕組みを体験することをオススメします。

◯学習教材

スッキリわかるJava入門 第3版

 とにかく評判のいい、Javaの初学者に向けた入門書になっています。Javaを学習し始めた人は、大体この本を参考にしているといっても過言ではないと思います。

 Javaで必要不可欠なオブジェクト指向の考え方にかなり力を入れて作られており、Java Silverでもよく出題されるカプセル化や継承、例外などの基本的な概念について詳細にまとめられています。私自身、大変になっている本です。

 Javaに慣れていない人は、試験学習を始める前にこちらの入門書から学習することをオススメします。私もさらっとですが、一通り目を通しました。

徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集[1Z0-808]

 定番中の定番、俗にいう「黒本」です。Java Silverの試験内容に沿った問題集になっており、試験対策に重きをおいた書籍になっています。全11章でまとまっており、1~9章まではJavaの基本文法からオブジェクト指向の考え方を学べます。10~11章では、実際の試験にちなんだ模擬試験を体験でき、力試しができるようになっていますよ!

<1~9章までの内容>

1・Javaの基本

2・Javaのデータ型の操作

3・演算子と判定構造の使用

4・配列の作成と使用

5・ループ構造の使用

6・メソッドとカプセル化の操作

7・継承の操作

8・例外処理

9・Java APIの主要なクラスの操作

 試験対策は主にこの本を使用して進めます。本連載もこちらの参考書に沿ってまとめていくのでぜひご活用ください!

◯合格までのロードマップ

①「スッキリわかるJava入門 第3版」を読む(所要時間:20時間)

 Javaという言語が何なのかをまず実感するために、この書籍を読みました。もちろんJava Silverの内容も全て網羅されています。700ページを超える程のボリュームがあり、途中で練習課題もついているため読破するまで思ったより時間がかかります。

 流し読みする程度なら10時間くらいで読み終わりますが、サンプルコードを自分で入力してみたり理解できるまで繰り返し読んだりする場合は20時間以上かかる場合かかる量だと思います。

 私はJavaのさわりを掴むために使用したので、20時間いかないくらいで読み終わりました。

②黒本でひたすら学習する(予想所要時間:40時間〜50時間)

 こちらの表の内容で約50時間のコースになっています。

 ※時間にばらつきがあるのは、問題数が他の章と比較して多いためです。

章の内容予想所要時間
1Javaの基本1周目(60分), 2周目(30分), 3周目(10分)
2Javaのデータ型の操作1週目(120分), 2週目(40分), 3周目(20分)
3演算子と判定構造の使用1週目(150分), 2週目(60分), 3周目(30分)
4配列の作成と使用1週目(150分), 2週目(60分), 3周目(30分)
5ループ構造の使用1週目(180分), 2週目(80分), 3周目(30分)
6メソッドとカプセル化の操作1週目(240分), 2週目(100分), 3周目(60分)
7継承の操作1週目(180分), 2週目(80分), 3周目(30分)
8例外処理1週目(240分), 2週目(100分), 3周目(60分)
9Java APIの主要なクラスの操作1週目(300分), 2週目(120分), 3周目(60分)
10模擬試験①150分 + 見直し(1周目)
11模擬試験②150分 + 見直し(3周目)

1周目:一通り問題に目を通し、解説を読みながら進めていきます。分からなくても1度は仮説を立てて解き切ることが重要だと思うため、まずはヒント無しに考えてみます。

 コードは効率化のため基本的には書かずに進め、分からなかった問題で解説を読み、イメージが難しかった場合のみコードを書いてコンパイルや処理の確認をしていきます。

 この際、コード確認のための環境準備がどうしても面倒に思ってしまいます...

 ですが、今はクラウド実行環境を無償で提供してくれる素晴らしいサイトも存在するので、うまく活用してみてください!

 クラウド実行環境:paiza.io(https://paiza.io/ja)

          dokojava(スッキリ購入者のみ)

<学習方法>

 間違えた問題には×を付け、解答があっていたけれど自信がない問題には△、自信がもって正答できた問題には○を付けていき、2周目の学習効率化につなげていきます。

 黒本では、配列やオブジェクト指向の箇所は特に難しく感じると思います。なので、黒本の解説を読んでも理解が困難な箇所は、「スッキリわかるJava入門」に戻って基礎を復習してから再度黒本に戻るようにします。

 1周目に問題が解き終わったら、力試しで模擬試験①を解いてみます。最初は3~4割とれたら良い方だと思って割り切るつもりです…(笑)

2周目:1周目で○を付けた問題も含めて、さらっと復習していきます。あまり時間をかけることはせず、問題を解いて分からなければ解説を読んで理解を深めます。

 ここでも1週目同様、○、△、×を付けていきます。2回連続で〇がついた問題は完全に理解していると認識し、今後は目を通さないようにします(効率化のため)。

3周目:各章の最終確認をしていき、本番試験を意識して模擬試験②を解いていきます。試験で間違えた部分は、まだ理解に乏しい部分なので再度該当の章に戻り復習します。

ざっくりですが、この流れで学習を進めていこうと思います!

あくまでロードマップなので学習を進めるうえで変更は出てくるかと思いますが、指標を定め、それに沿ってタスクをこなすと効率が全く違うと経験上思います。

今回まとめたものは私の適正にあった学習方法なので、皆さんは自分に合う学習方法にアレンジし、是非いっしょに試験合格に向けてチャレンジしていけたら嬉しいです!

それでは第2回でお会いしましょう~!

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