【WSL】Linux環境構築②LinuxをGUIで扱う

1. 概要

今回はLinux環境をGUIで扱う為に使うツールであるVcXsrv(Xlaunch)のインストール手順やツールの起動方法を紹介します。

2. 前提条件

WSL2とUbuntuのインストールが完了していること
※インストール方法は以下を参照
【WSL】Linux環境構築①WSL2とUbuntuのインストール

Linuxコマンドが使えること(viや保存のやり方など)

3. Ubuntuデスクトップ環境のインストール

3.1 Ubuntuを起動させます。

3.2 GUIで使用されるパッケージをインストールするため、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install libgl1-mesa-dev xorg-dev xbitmaps x11-apps

3.3 GUIデスクトップ環境をインストールするため、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install ubuntu-desktop

※3-3は時間が掛かるので、同時に4.VcXsrvのインストール を行って問題有りません。


4. VcXsrvのインストール

4.1 以下のリンクを押下してインストールツールをダウンロードします。

4.2 ダウンロードフォルダからインストールツールを起動させます。

4.3 以下の画面が表示されるので特段指定が無い限り、デフォルトのまま「Next」を押下します。

4.4 インストール先のフォルダに問題無ければデフォルトのまま「Install」を押下します。

4.5 インストールが終わっているのを確認して「Close」を押下します。


5. 起動シェルの作成

5.1 起動時のシェルスクリプトを作成するため、以下のコマンドをUbuntuで実行します。
vi ./startXlaunch.sh

5.2 「i(INSERT)」を押下して、以下のコマンドを書き込みます。

#!/bin/sh

export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0

sudo service x11-common start
sudo service dbus start
gnome-shell --x11 -r

5.3 記載した内容を保存します。

6. Xlaunchの起動

6.1 「XLaunch」を起動します。

6.2 赤枠を選択し「次へ」を押下します。

6.3 デフォルトのまま「次へ」を押下します。

6.4 赤枠にチェックを入れ、「次へ」を押下します。

6.5 「完了」を押下します。

6.6 ブラックアウトしている状態ですが、XLaunchが起動していることを確認します。

7. デスクトップの起動

7.1 Ubuntuのデスクトップを起動させるため、以下のコマンドを実行します。
bash ./startXlaunch.sh

7.2 ブラックアウトしていたXlaunchが下図の様に表示されていれば問題無く使えます。

8. あとがき

今回はGUIで使用するXlaunchのインストール方法と起動方法について紹介しました。
次回はUbuntuを日本語表示させる方法について紹介する予定です。

9. 参考

関連記事

  1. 【WSL】Linux環境構築③日本語表示設定を行う

  2. 【WSL】Linux環境構築①WSL2とUbuntuのインストール

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