1. 概要
以前の記事(URL)でnodenvを使用してnode.jsの環境構築を実施しましたが、最近だとRust製のVoltaを使用してバージョン管理をするのが良さそうだったので環境を移行します。
volta公式: https://volta.sh/
2. Voltaとは
Node.jsのバージョン管理ツールとしてよく利用されています。
公式曰く「The Hassle-Free JavaScript Tool Manager」
つまり、手間がかからないJavascriptのツールマネージャーです。
詳しい解説記事はたくさんあるので、そちらを参考にしてみてください。
参考: https://zenn.dev/taichifukumoto/articles/how-to-use-volta
3. 既存のNode.jsの削除
以下を参考に削除を実施。
【nvm】nodeのバージョン管理をnodebrewからnvmに移行する&使い方
4. Voltaのインストール
以下のようにHomebrewからインストールが可能です。
brew install volta
Homebrew経由でインストールした場合はセットアップコマンドの実行が必要そうなので、以下のコマンドを実行し、指示通りターミナルを再起動します。
volta setup
参考:https://docs.volta.sh/reference/setup
5. Node.jsのインストール
以下のコマンドでNode.jsをインストールできます。
volta install node # LTSのインストール
volta install node@18 # 特定バージョンの安定版をインストール
volta install node@18.13.0 # バージョンを指定してインストール
パッケージごとにNode.jsのバージョンを変更したい場合は、プロジェクトのルートディレクトリで以下を実行することで、package.jsonにvoltaに関する設定が記述され、voltaを使用していれば自動でNode.jsのバージョンを切り替えてくれるようになります。
volta pin node@14.13
"volta": {
"node": "14.13.0"
}
6. まとめ
環境問わずインストール可能で、一度設定をしてしまえばプロジェクトごとにNode.jsのバージョンを気にすることなく開発できるため、複数人での開発で非常に便利だと思います。
また、Rust製ということもあり動作も非常に早いため個人での開発もVoltaをオススメします。